開設

2009年3月21日。
本日、映画「野獣刑事」のDVDが発売されました。
この良き日にと思い立ち、ブログを開設することとしました。
本来のブログというものと違うのかもしれませんが、映画「野獣刑事」そして工藤栄一監督について、ひたすら称賛していきたいと思います。

▼キャストへ、 ▼スタッフへ、 ▼シナリオへ、 ▼聖地巡礼マップ

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追悼■撮影・仙元誠三さん

映画「野獣刑事」で撮影監督として極めてビューティフルな画作りをされた仙元誠三さんが、3月1日に亡くなられた、というニュースを知りました。
81歳でした。

今はなきシネマバー・ザ・グリソムギャングで、2011年11月13日2012年9月22日の2回、仙元さんがゲストの「野獣刑事」イベントに参加、サービス精神旺盛で(ちょっと盛ってる?)面白い話をたくさん聞かせていただき、前のめりで話を聞いている私に声をかけていただいたりもしました。

S20111113imgp0307

近年は体調を崩して予定されていたイベントが中止になることもあり、今年4月の山形県川西町でのトークイベントの予定に復調を期待していた矢先の訃報でした。

謹んでご冥福をお祈りします。

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映画評論家おすぎ(杉浦 孝昭)■週刊少年マガジン1982年9月22日号№40

10年近く前の匿名掲示板2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の投稿でずっと気になるものがありました。

243この子の名無しのお祝いに2010/01/23(土) 17:31:08ID:LmKmYoFQ
おすぎのコメントで
「その後の仁義~」は涙が出た、とホメたあと「野獣刑事」について

カメラワークとか映像ばかり懲りすぎてて内容はサッパリ
組織に順応できない人間を野獣と呼ぶならこの世は動物園

などと貶してたっけ

「その後の仁義~」が◎で「野獣刑事」が×という感覚には違和感を感じる
普通貶すなら両方かと

宗教上極めて赦しがたく(激おこ)、ずっと原典にあたってみたいと思っていました。

最近になって、
そのおすぎ氏にまつわるtwitterでの投稿(後述)を引用リツイートしたところ、親切な方からの情報で「週刊少年マガジン」掲載だったことが判り(大感謝!)、当該誌「週刊少年マガジン1982年9月22日号№40」333ページについて国会図書館で確認してきました。

おすぎ&ピーコの映画指定席
野獣刑事(東映配給・10月2日)
 日本映画が好きだっていうのを、信念を持ってインタビューに答えたばかりなのに、最悪な映画を見せられて泣きたくなってしまいました。
 工藤栄一監督作品だと聞けば、やはり心は踊るし、神波史男がシナリオを書くとなれば期待は大にきまっているでしょう。あの名作「その後の仁義なき戦い」を思い出すだけでも涙が出てくる私としてみれば……。それなのにどうしてこういう映画ができるのか。
「おまえたち、真剣に映画をつくろうと思っているのか!」ってドナリたくなってしまったのです。「野獣刑事」──それがこの映画の題名なのです。組織の中でうまく生きられないだけの男を野獣というなら、この世の中、まるで動物園じゃないの。なにが、たかが落ちこぼれをつかまえて、ダーティーだなんて、おこがましい。なんのためにダーティーでなければならないのかを考えるべきヨ。
邦画ファンとして残念!
 役者にしたって、熱演すればいいってもんじゃないヨ。間違った演技ほど、はらがたつものはないわ。緒形拳なんかどうみたって、「峠の群像」の大石蔵之介以外のなにものでもないのに、なにが野獣なのヨ。いしだあゆみだって、思いこみだけで人間味なんてかけらもない演技をしていて、一生懸命やったからいいってもんじゃないでしょっ。
 泉谷しげるのワンパターンはもうやめて、下手な歌でもうたっていれば十分なはず。こんな風にケナすのは、みんな好きだから、とても裏切られているからなのヨ。ねえ、本気になって、日本映画を愛してヨ。作る側がいいかげんに作っているから、ダンダン邦画を観る人がいなくなるのヨ。何にもしないで、ただ金のために映画をつくる人を私は憎みます。
週刊少年マガジン1982年9月22日号№40

いや、まあ「感想文」ですから、人それぞれに好き嫌いの違いはあるのですから、そこへの言及はいたしますまい。
たとえ官憲嫌いの神波史男氏による脚本上の「えげつない刑事」を、 工藤演出と主演トリオが地に足のついたものに変えていった経緯を知らずとも、感じられるかどうかの感性の違いが明らかになったに過ぎません。

問題にしたいのは、最後の一文何にもしないで、ただ金のために映画をつくる人を私は憎みます。
いや、アンタね(笑……ま、金のために作ったと言われた映画の興行成績が アレだった点については置いといて)。
そもそも今回探求するきっかけとなったツイートは「映画へのコメントに15万円要求、さもなくば若くて華奢な痩せた男性を担当に」というおすぎ氏の欲望むき出しのエピソードが「映画評論家の姿勢として如何なものか」という問題提起でした。
Wikipediaのおすぎ氏の項でも「好き・嫌いを基準におしゃべりするスタイルへの批判」に加えて、特定の映画の広告出演を500万円で引き受けていることへの批判があることが記されています。
職業ですから収入があるのは当然ですが、評論家の立場でありなから金額により特定の映画に加担するのは「ただ金のために評論家をする人」でしょう。(このあたり、商品テストを記事にするために広告収入を排した「暮しの手帖」のスタンスと真逆と言えましょう)

ということで、
宗教上赦しがたい「感想文」については、
東映の担当者が「若くて華奢な痩せた男性」でなかったか、
15万円ほどコメント料貰ってなかっただけなのかもしれない、
と思うことにしました。

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公開■本渡第一映劇■2019年4月5日~10日

2019年4月5日~10日に本渡第一映劇で映画「野獣刑事」が上映されたので見てきました。
2019年4月5日~10日に本渡第一映劇で映画「野獣刑事」が上映されました
2017年8月5日~11日のロイヤル劇場以来、実に1年8ヶ月ぶりの劇場公開と思われます。
ニュープリント版での上映は6年半経過してようやく4館目で、嬉しかったです。

今回は、泉谷しげる氏のイベント「行くぜ、天草!泉谷しげるアートオブライブin天草
行くぜ、天草!泉谷しげるアートオブライブin天草ポスター 等身大泉谷しげる氏フィギュア 泉谷しげる氏等身大ポップ
において、アート展、ライブと並んで、
映画上映&トークショー(上映作品は「狂い咲きサンダーロード」「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」)が本渡第一映劇で行われたことから、館主氏の「泉谷しげる氏の映画での代表作なら『野獣刑事』だろう」という、個人的には宗教上の絶対真理をいただき、上映決定、とのこと。

トークショーで泉谷氏は、上映作品や映画業界の面白話と並んで、「野獣刑事」についても言及してくださいました。
泉谷しげる氏と「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」プロデューサー小泉朋氏によるトークショー

その後、泉谷氏は「野獣刑事」も鑑賞、相変わらずのファンサービスをされていました。
写真撮影に応じる泉谷しげる氏 サインをする泉谷しげる氏 泉谷しげる氏サイン入り映画「野獣刑事」ポスター

個人的には、ギャラリー四季でのアート展において、持参した金属バットにサインをいただきました。なお、金属バットを取りだした瞬間、泉谷氏からは「馬鹿野郎」のありがたいお言葉をいただきました!(笑)
泉谷しげる氏サイン入り金属バット サイン入り金属バットを手にポーズをきめる泉谷しげる氏 天草・本渡中央商店街(銀天街アーケード)ギャラリー四季
7年前のイベントでは、子供部屋にあったからジュニア用と推察し持参したのですが、泉谷氏は「大人用だよ、重かったよ」と一喝されていましたので、ようやくリベンジが果たせたのです。

本渡第一映劇は、熊本県天草市(本渡バスセンター近く)の、戦前から映画館があった場所に1965年に建てられた老舗映画館で、1990年に閉館したものを、現・館主氏の熱意により1998年に再開館された二番館・名画座です。
本渡第一映劇看板 本渡第一映劇正面 本渡第一映劇側面 本渡第一映劇舞台
入口の前のガラス張りのスペースに旧作のポスター展示があるのですが、今回の「野獣刑事」上映に併せて工藤栄一監督作品「必殺!Ⅲ 裏か表か」ほか時代劇コーナーを設けた、とのこと。
本渡第一映劇・旧作のポスター展示
館主氏・スタッフ氏にとても親切にしていただき、
たくさんお話を聞かせていただいたり(2012年のニュープリントはフィルムが薄めで既にヨレたり痛んでいる箇所がある等)、
映写室や「野獣刑事」のフィルムケースを見せていただき、
「野獣刑事」フィルムケース 「野獣刑事」フィルムケースの入っていたバッグ 本渡第一映劇・映写室
至福の時間となりました。

本渡第一映劇さん、
上映、本当にありがとうございました。

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追悼■挿入歌「ROLLING ON THE ROAD」・内田裕也さん

映画「野獣刑事」の挿入歌「ROLLING ON THE ROAD」を唄ったロックンローラー内田裕也さんが、3月17日に亡くなられた、というニュースを知りました。
79歳でした。

「ROLLING ON THE ROAD」がエンディングで使われた経緯についてですが、5年前の30周年イベントにおいて、
▼工藤監督が若手のスタッフに推薦するレコードを持ち寄らせ、その中から工藤監督が聴いたうえで選んだ。
……ということが明らかにされています。
決して、押しの強いイメージの内田さんからの売り込みなどではありません。

サイン入りジャケット
ジャケット裏面 ライナー1 ライナー2 レーベル

画像のアルバム「さらば愛しき女よ(「ROLLING ON THE ROAD」収録)」は、「内田裕也&トルーマン・カポーティ・ロックンロールバンド」のドラマーで横浜在住の高野哲秀氏とお会いしたことをきっかけに懇願してジャケットにサインをいただいたものです。
その際、内田さんはお気に入りのアルバムである旨話されていた、とのことです。

「ROLLING ON THE ROAD」は、映画「野獣刑事」での使用にあたって、アルバムの収録曲と異なる部分があることから、再度レコーディングされたと推測されます。誠実な話だと思います。

謹んでご冥福をお祈りします。

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ロケ地■いくつかの記事に追記しました(2018年4月14日版)

この間、聖地巡礼はしているのですが、ブログへの投稿を怠ってきました。
再訪した場所ばかりですので新たに記事を起こさず、以下の記事に追記しました(リンクは追記した箇所に飛びます)。

ロケ地■住之江区南港南■フェリーターミナル駅前バス停

ロケ地■北区曽根崎新地~北区梅田(再訪)■大阪駅前第3ビル

ロケ地■浪速区恵比須東(再々訪)■通天閣

ロケ地■西成区萩之茶屋■あいりん労働福祉センター

ロケ地■中央区道頓堀■道頓堀~戎橋

ロケ地■奈良市法蓮佐保山■奈良ドリームランド跡地

ロケ地■堺市堺区住吉橋町(栄橋町あるいは竜神橋町ではなく)■堺駅近くの青線地帯跡

また、少しずつ更新していきます。

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公開■ロイヤル劇場■2017年8月5日~11日

2017年8月5日~11日にロイヤル劇場で映画「野獣刑事」が上映されたので見てきました。
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2014年6月18日~24日の飛田東映以来、実に3年ぶりの劇場公開と思われます。

冒頭の「昭和57年度文化庁芸術祭参加作品」
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(画像はイメージです)
……も継いでありましたし、
ニュープリント版での上映は5年経過してようやく3館目でしたので、嬉しかったです。

実は3年前、中日本航空専門学校の航専祭でヘリコプターBell 206B-3を観に行った際、岐阜ロイヤル劇場を訪れたのですが、アンケートに「野獣刑事」のリクエストをし、「必ず参ります」と記載したのでした。
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ですので、
今回は何としても来なければならなかったのです。
(ま、私のリクエストと上映の因果関係は定かではありませんが・笑)

ロイヤル劇場は、岐阜県岐阜市、JR・名鉄の岐阜駅の近く、歓楽街・柳ヶ瀬で1977年から続く老舗映画館で、「昭和名作シネマ上映会」と題して旧作を500円で鑑賞できる名画座です。
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スタッフの方も親切で、売店の撮影の角度などアドバイスをいただきました。

ロイヤル劇場をよく利用する常連さんの話では、この日の上映は入場者が比較的多かったのではないかとのこと。何よりです。

ロイヤル劇場さん、
上映、本当にありがとうございました。

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増淵健という映画評論家■テレパル1985年5月18日号

前回の記事から1年以上書いていませんでした。
決して大阪の悪所(笑)に夢中になっていたわけではなく、
ロケ地発見の新展開も確証もなく、いたずらに時を過ごしていました。

誰も気にしていない言い訳はこのくらいにして。

今回は雑誌での「野獣刑事」の取り上げられ方、
それも公開当時ではなく、
公開から2年半を経過した地上波での放映の際の記事です

雑誌は「テレパル」……小学館発行のいわゆるテレビ情報誌です。
1985年5月18日号において、
5月27日(月)21時02分~22時48分にテレビ朝日・朝日放送・名古屋テレビ系で放映された際の記事がありました。

引用します。

救いのない男と女のドロドロの世界。刑事の緒形拳は自分がアゲた泉谷しげるの愛人いしだあゆみと半同棲の生活を送っている。泉谷が出所して彼女とヨリ戻す。いしだは泉谷といっしょにシャブに溺れる。赤い傘の女が狙われる事件の担当になった緒形は、いしだを囮にして犯人をおびき出す。隙をつかれて彼女が殺され、犯人も転落死する。
これだけでもやりきれないのに泉谷が息子をシャプの密売に使ったり、ラブホテルに立てこもって拳銃を乱射したり。ネクラもここまでくると芸術になるという見本。今年56歳の工藤栄一監督は「十三人の刺客」「大殺陣」などの集団時代劇で知られるB級映画の巨匠。第二東映(という会社があった)の「次郎長血笑記」もよかったナ。'82年・東映。
テレパル1985年5月18日号69頁

まあ、あまり好意的な記事ではありません。
ネクラ」だの、「B級映画の巨匠」だのの罵詈雑言は、映画「野獣刑事」信者をやってる手前「地獄に堕ちろ!」と抗議したいくらいですが、そこまでは趣味の範疇でしょうから何も言いますまい。

しかし、
あらすじにおいて、
「射殺」された田中について「転落死」と書いてみたり、
泉谷しげる(←役者さんの名前です)がシャブきめて立て籠もった「住宅街」を「ラブホテル」と書いてみたり、
「劇中の事実」ではない=「映画観てれば判ること」の誤認が目につきます。
はっきり言って「いい加減にも程がある記事」です。

ライターは増淵健なる人物。
西部劇(マカロニウェスタン以前)関連では評価されている方のようです。
このテレパルでは10本近くの映画評を一手に書き飛ばしています。

内容の事実誤認は「シナリオ段階の描写」であり、おそらく実際に観ていないか、観ていても寝てたか何かで記憶が曖昧なところを、キネマ旬報あたりに掲載された「シナリオに基づくあらすじ」に頼って記事を書いた結果なのでしょう。(完全に憶測ですが)
ビデオデッキ+ビデオソフト+レンタルビデオ店の普及もそれほどない頃でしたので、見返すわけにもいかないのでしょうが、第二東映の頃で記憶も知識も止まっていることを露呈したのが関の山でした。

ま、
興味のない映画に対しても規定の文字数をデタラメで埋めなくてはいけない仕事……映画評論家というのも大変だよな、とは思います。(決して許したわけではありません)

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追悼■喜多(今宮署・捜一係長)役・阿藤海(現・阿藤快)さん

喜多(今宮署・捜一係長)役を演じた阿藤海(現・阿藤快)さんが、
11月14日に大動脈破裂で亡くなられた、
というニュースを知りました。
69歳でした。

この間、
週刊文春2013年12月5日号における
水道橋博士氏の連載「週刊藝人春秋」で、
2013年9月の阿藤氏の言葉として
役者としての転機は『野獣刑事』
と証言されたことが紹介されていました。
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「阿藤さん、ドラマの長い台詞ってどうやって覚えるんですか?」
上目遣いにIMALUが質問した。
「コツがあんだヨ。俺の役者としての転機は『野獣刑事』って映画でね
「工藤栄一監督がすごい長回しやったやつですよね?」ポクも乗っかる。
「そうなのヨ。台本3頁分の俺ひとりの長台詞でさ。工藤監督は同録だから街の騒音の中でも芝居も止めずにずっと撮影が続くの。で、俺の台詞を憶える方法はパチンコ屋にひとりで入るんだよ。あのウルサイ中で完全に憶えられたら、頭にバッチリ入ってるってことなのヨ!」
パチンコ屋で台詞を覚える役者がいるなんて、初めて知った。

台本上のページ数は若干盛ってあるようですが、捜査会議での長台詞は印象的でした。

謹んでご冥福をお祈りします。

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ロケ地■住之江区南港南■フェリーターミナル駅前バス停

劇中、冒頭で西尾由美子が降り立つ「津守二丁目」バス停。
Cap001
ガードレールが特徴的です。

2012年9月のグリソムギャングでのイベントにおいて、
成田裕介監督(当時助監督)にいくつかロケ地についての質問をしたところ、
このバス停については「南港のどこか」という回答をいただいていました。

直後の大阪行きで、南港を行く「ニュートラム(大阪市交通局南港ポートタウン線)」の車窓から下を見下ろしていると、フェリーターミナル駅のあたりで……
Simgp2640
見覚えのあるガードレールが見えました。
その時は劇中のアングルをすっかり忘れていたので、2014年9月に撮影してきました。
S_imgp2914
間違いなく、劇中のガードレールと同じです。
街路樹を囲みつつ、ガードするような形だったのですね。

■■■■以下、2018年4月14日追記■■■■

2016年1月、夜間撮影してきた写真をアップします。
夜のフェリーターミナル駅前バス停
車道の反対側のパチンコ店の照明が明るいですね。
一方で、背景のフェリーターミナル駅の照明も気になります。
海を背にした撮影だと思い込んでいましたが、海に向かっての撮影だった可能性もありますね。

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キャスト(番外)■高野洋子■仙波のり子

映画「野獣刑事」のキャストとしてクレジットされている、高野洋子氏について。

ストーカー田中を狂わせた魔性の女(?)・仙波のり子役とのことですが、
画面への登場はありません。

シナリオでは、
ストーカー田中が口にしたタバコ屋の住所での
絵沢萠子さん扮する母親への聞き込み(シーン69)の後、
シーン71の千里団地での聞き込みに主婦として登場し、
「田中とのデートは2~3回」
等の衝撃的事実を証言しますが、
このシーン自体が
公開された映画「野獣刑事」からは
カット
されています。
(撮影されたかどうかも不明です)

高野洋子氏について検索すると、
1981年~1983年の間の関西製作作品、
それも時代劇で多く活躍されていた方のようです。

高野氏の出演作品をまとめたサイトもないことですし、、
いい機会なので(ネットで検索した限りの)出演作を羅列したいと思います。

映画

  • 吼えろ鉄拳(1981/8/8) - 愛子 役
  • 青春の門自立篇 東映版(1982/1/23) - マリ 役
  • 野獣刑事(1982/10/2) - 仙波のり子 役
  • 陽暉楼(1983/9/10) - 菊江 役

テレビドラマ

  • 時代劇スペシャル/日本犯科帳・隠密奉行 金沢篇(1981/10/9) - (役名不明)
  • 影の軍団II(1981/10/27)「#4白蛇の罠」 - (役名不明)
  • 赤かぶ検事奮戦記II(1981/12/11)「#3趣味は泥棒」 - (役名不明)
  • 時代劇スペシャル/地獄の左門十手無頼帖(1982/1/29) - (役名不明)
  • 新・必殺仕事人(1982/3/5)「#39主水友達を気にする」 - お弓 役
  • 松平右近事件帳(1982/4/4)「#2花の吉原花魁殺し」 - おぬい 役
  • 遠山の金さん (高橋英樹版第一シリーズ)(1982/6/10)「#10高砂や!泣いて笑った花嫁御寮」 - (役名不明)
  • 源九郎旅日記 葵の暴れん坊(1982/7/31)「#13葵咲かせた白頭巾」 - お安 役
  • 松平右近事件帳(1982/8/29)「#23ねずみ講の罠」 - おつね 役
  • 松平右近事件帳(1982/10/17)「#30八年目の復讐」 - おいね 役
  • 源九郎旅日記 葵の暴れん坊(1983/1/15)「#35荒海に哭く恋人形」 - 香織 役
  • 時代劇スペシャル旗本退屈男(平幹二朗) (1983/2/25) - (役名不明)

で、
これらの出演作品の中から
「高野洋子」氏がどのような顔の方なのか、
確認したいと思います。
まずはドラマから、新・必殺仕事人「#39主水友達を気にする」より。
Cap004 Cap005
演じる「お弓」は、おりく・勇次から三味線を習い転身しようとするも、他への影響を恐れた楼主の計略(労務管理?)で殺されてしまうお女郎さんの役。「何でも言うこと聞くから」と命乞いしながら絞殺されるエグい場面もあります。(この回は、悪への加担から後悔へと心情を変化させる巫女さんも印象的です)
次に映画「吼えろ鉄拳」より。
Cap003 Cap016
「愛子」という役名だけでは判別しづらかったのですが、新・必殺仕事人での顔の確認を踏まえ、喫茶店のシーンでの、現代劇での姿を確認することができました。

これで、田中が
ストーカーした タバコ屋の娘・仙波のり子(高野洋子)、
最初に殺した 女子大生・西尾由美子(麻田三智子)、
次に殺した ホステス・花田美智子(白礼花)、
最後に殺した ピンキャバのホステス・山根恵子(いしだあゆみ)、
……のキャストのみなさんについて確認できました。
田中は、仙波のり子への想いをぶつけ、
似た容姿の女性を殺害した、ということですので、
仙波のり子をモデルにした「マリア観音」の絵と併せて、
見比べてみましょう。
田中がストーカーした、もしくは殺した女性たち。あるいは描いた絵
……似てますかね?(笑)

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